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【ハ ル】なるほど。じゃあ、あたしの正反対っていうと……。 |
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【絵 里】落ち着きがあって、思慮深くて、セクハラしなくて……あらこれ良い人だわ。 |
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【ハ ル】ちょっとぉエリー、それはないんじゃないのぉ? |
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【絵 里】冗談冗談。それじゃ、私の正反対のキャラは? |
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【ハ ル】セクハラ大歓迎で、むしろ積極的にセクハラしてきて、セクハラはスキンシップだと言い張って……うわぁ最高かも。 |
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【絵 里】ただの変態じゃないのよ!? しかも私のキャラクター性がセクハラに関してしかない! |
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【ハ ル】ごめんごめん。もうちょっと真面目に考えよう。 |
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【絵 里】音楽性の部分で対抗してくるとか。ハルの相手は、悪のロックンローラー。 |
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【ハ ル】あ、悪のロックンローラー!? |
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【絵 里】人々を魅了する闇のロックが街を覆う。そこに颯爽と登場する千歳ハルこと、ハルダーマン! |
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【ハ ル】も、燃える! 超・燃ゑるうぅぅ!! |
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【絵 里】悪くないでしょ。私の相手も考えてよ。 |
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【ハ ル】エリーの担当はエレクトロニックミュージックだから、電子の世界からやってきた電脳ディーヴァとかはどうかな。 |
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【絵 里】あら、いいじゃないハル。 |
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【ハ ル】ネットを使って全世界にその手を広げるディーヴァ。その時、電子の守護者・グリーンエリリンが立ち上がる! |
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【絵 里】わ、悪くないわ。あれ、これもしかしてイケる? |
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【ハ ル】イケるよー! このまま設定を煮詰めていこう。 |
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【絵 里】ハルの好みを反対にするとしたら、悪のロックンローラーはアメコミヒーローの悪役が好きって設定になるわね。 |
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【ハ ル】ってことは、レッドスカルとかヴェノムあたりが好きって感じかな。むむむ、あたしとは正反対だ! |
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【絵 里】で、ハルと違ってセクハラを毛嫌いしていて、セクハラ撲滅のために毎日戦っているという一面もある。 |
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【ハ ル】ええー、何でえ!? なんて恐ろしい奴……あたしとは正反対だ! |
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【絵 里】そこはむしろ、ハルにも見習って欲しいわ。 |
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【ハ ル】じゃあ、電脳ディーヴァのほうは絵里とは正反対にネコがキライって設定にしよう。 |
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【絵 里】あれほど可愛い存在は他には無いというのに……! 私とは戦うさだめにあるようね。 |
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【ハ ル】で、エリーとは逆にセクハラバッチコーイという設定で。ここは見習って欲しい。 |
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【絵 里】見習うか。というか、全体的にセクハラが設定に絡むことが多いわね……。 |
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【ハ ル】このヴィランの二人が手を組んで、世界を闇の音楽で閉ざそうとしている! |
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【絵 里】そして私たちがそれを阻止すべく、二人の歌の力で壮絶な戦いに挑んでゆく……! |
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【ハ ル】ぜ、全米が泣いた……! こりゃ映画化決定だよエリー! |
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【絵 里】気が早いってば。でも、二人で力を合わせるなら新曲はデュエットメインはどうかな? |
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【ハ ル】そ、それだー! ロックとエレクトロニック・ミュージックの融合! |
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【絵 里】うんうん、面白いかも。 |
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【ハ ル】そしてついでにあたしとエリーも合体! |
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【絵 里】うんうん……おぉい!? するかっ! |
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【ハ ル】ちいっ。それはともかく、夢は広がるねー。 |
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【絵 里】そうね。でも、そのためにはまずはCDの評判が良くないとね。 |
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【ハ ル】うん、たしかに! なので皆さん、どうか音楽少女のCDをどうかよろしくお願いします! |
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【絵 里】「Rock the Hero」、「Electronic Resonance」共に発売中です。ぜひ聴いてみてくださいね! |
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【ハ ル】……さて、それじゃエリー。さっきのヴィランのアイデアをcosmic record宛てに送っておこうか。 |
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【絵 里】ちゃんとアイデア料取るのよ? そこ大事だから。 |
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【ハ ル】さすがエリー。エリーの方がヴィランに向いてるかもね。 |
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【絵 里】そ、それはちょっとヤだな……。 |
了 ※いつも音楽少女を応援いただきありがとうございます |